夏休みゆったり東北旅 津軽塗砥ぎ出し体験編
こんばんは。
先週は、3泊4日で石川県を旅行しておりました。
一日目は豪雨でドン引きしたものの、2日目以降はギリギリ雨を避けられました。
やっぱり…冬の日本海は荒れるなぁ。
この度の話は、今の東北旅が終わったらお伝えしたいなぁと思います。
そして昨日から腰が痛い😭
ぎっくり腰をやってから、腰痛が怖くて仕方ない💧
とりあえず、腰を冷やさないように気を付けようと思います。
それでは東北旅、今回は津軽塗の砥ぎ出し体験です!
岩木山神社を出たのは12時。
この後、体験の予約が13時からあるので、お昼を食べずに車に乗り込みます。
またお昼が食べられん⤵
再び東に移動し、田舎館村にある「工房 まる一」へ。
田舎館村ってどんなところだろう?と思ったら、田んぼアートで有名な所とのことでした。
体験の場所が分からず、ウロウロしているとご家族の方が誘導してくれました。
今回、体験するのは津軽塗の砥ぎ出し体験で、教えてくださるのは工房まる一の工藤さん。
「お昼食べました?」と聞かれたので「いや、時間なくて食べられなくて…」と答える私。
すると、「ちょっと待っててください」と手渡されたのがマロンクリームパンとジャンボシュークリーム😅
「お腹空いたでしょう、食べてください」とお茶とジュースまで手渡されました。
えぇー、何だか申し訳ない…⤵
ちゃんと食べてくればよかった。
工藤さんは、元は会社員で、自分の代から塗り物を始めたという人です。
新しい塗り物を作りたいということで、色々な色や物の塗り物に挑戦しているとのこと。
湯呑みとか名刺入れは分かるとして、マウスやバドミントンのラケットや羽根…?
ニンテンドースイッチのケースや、縄なし縄跳びのグリップなんてものもあります。
漆を乾かすために、押入れを改造した室(むろ)に数か月入れるのですが、室に入れられるものであれば何でも漆が塗れるとのこと。
イチローモデルのバットや巨大箸や色とりどりのiPhoneケース。
電化製品は分解して、基盤部分がないところに漆を塗っているのだそう。
神社の神主さんが持つ尺や、ネイルチップまで!
すごい…。
「これは十和田美術館で販売していて、ななこ塗なんですよ。うちで作ってるんですけど、買うと1,000円もするらしくて。どうぞ」
もはや体験料よりこちらがいただいたものの方が高くない…?
ちなみにななこ塗とは、青森の伝統的な塗りの技法で、漆を塗り、乾く前に上から菜種をまぶし、乾いたら菜種をそぎ落とし、上から漆を塗って削り出すというものです。
すごい手間かかるんだなぁ。
様々な色が美しい津軽塗ですが、何と48回も漆を塗り重ねているのだそう!
それだけ塗るのにどれだけ時間がかかるんだろう💦
スプーンの柄のメインカラーを黒、赤、青、緑から選びます。
んー、迷うなぁ。
すると、「実は限定の色がありまして…」
と、出されたのは桜色。
何でも、春先に小学生の体験用に準備していたのが、コロナの関係で中止になり余っていたとのこと。
目の粗い紙やすりに水を付けながら、少しずつ削っていきます。
あまり削り過ぎると木の色が出てくるので、気を付けて削ります。
「今日は暑いから…」と、途中でアイスの差し入れ🍦
ある程度削れたら、今度は細かいやすりに変えて更に細かく砥ぎ出します。
削り方によって、等高線のように表面の桜色の下から緑や朱、黒や金などの色が見えています。
さすが48層も塗られているだけあります。
よく見るとキラキラした螺鈿も。
売り物の場合は、この上から透明な漆を塗るのですが、今回はこれで完成。
あとは、使っていくごとにつやが出てくるのだそう。
間違いなく、体験料以上に色々サービスしていただいきました💨
工藤さんがすごく面白くて優しい方で、気が付けば滞在時間は3時間。
砥ぎ出し体験自体は難しくなく、小さなお子さんでもできると思いますので、青森に行かれた際はぜひともチャレンジしてみてください!
ただ…あまり工藤さんにたからないようにしてくださいね💧
何だか、体験希望者が増えれば増えるだけ赤字になりそうで、それはそれで申し訳ないので…⤵
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工房 まる一HP
http://www.try-japan.jp/index.html
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1日の締めにキレイな夕日が見たいなぁと、浅虫温泉まで車を走らせたのですが…。
残念、間に合わず!
なかなかキレイな夕日って見られないよね。
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